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冬はこんなに寒いのに、なぜズボン下を履かないの? (2)

人民網日本語版 2017年11月24日15:54
冬はこんなに寒いのに、なぜズボン下を履かないの?

〇結局のところ、ズボン下は履くべき?

北京人民医院中医科の尹東輝・主任医師は、次の通り分析した。

「社会の発展に伴い、若い人が飲食によって摂取するカロリーは、昔に比べてかなり高くなっている。また、外気温が上昇しているため、昔ほど寒いという感覚はないのかもしれない。だが、個人の体質や年齢層によって、大きな差があるため、各人がそれぞれの体質に基づき、季節の変化に応じて適宜調節し、保温を心がける必要がある」。

「冬季の寒気は、他の季節よりも人体に対する影響は大きい。冷えは、冬の病気の主因となる場合が多い。普通の風邪のほか、関節痛などの疾病の引き金にもなりえる」。

「昨今、電動自転車に乗っている人が多い。我々の臨床例の中で、多くの人、特に若い女性に多いのが保温ケアを怠り、関節の冷えによる疾病だ。冬に自覚症状がなくとも、翌年の春に気温が上がると、関節痛を発症する」。

「患者の中には、痛みが年々酷くなり、関節を曲げづらくなり、活動が制限される人もいる。若い人が高齢者に多い関節病を患うのは、長時間身体を冷やす状態が続くことと直接関係がある」。

「このほか、冬に保温ケアを怠る若い女性がいる。もともと生理痛の症状がなかったのに、ズボン下を着用しないどころか、ローライズのパンツを好んで履くことで、生理痛を患うことがある。これも、中医で言う『寒凝気滞(冷えによる気の滞り』だ」。

「『冷えは足元から』というが、下半身が冷えるとその影響が全身に及ぶ。一部の人々、特に脾陽虚弱(消化・吸収機能が弱い)の人は、下半身が冷えると、胃腸機能がダメージを受ける。また、冷えによって、アレルギー性鼻炎や喘息などのアレルギー疾患の病状が悪化する可能性がある」。

「寒さによる刺激によって体質強化ができるかどうかについては、屋外でスポーツするときには少し薄着にするなど、適度な刺激は人体にとって有益だ。だが、トレーニング後は、しっかりと身体を温める必要がある。長時間続けて限度を超えた「訓練」を行うことは、人体の健康を損ねる原因となる。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年11月24日 


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