内蒙古(モンゴル)自治区気象局は4日、同自治区内の一部では、マイナス40℃以下を下回る低温が何日も続いていることを明らかにした。中国新聞網が伝えた。
同自治区では、冬に入ってからしばらくの間、「寒さに支配」され、国内最低気温都市ランキングのトップ3に入っていたが、それでも「マイナス40℃」には届いていなかった。しかし、この数日、気温が突然下がる状態が続き、内モンゴル東部地域では「マイナス40℃」の低温が常態となっている。
内モンゴル東部では、市民の足替わりであるバスは、必ず車庫に入れなければならないという。屋外に停めておくと、翌朝エンジンがかからなくなってしまうからだ。気温が異常に低いため、大通りには人っ子ひとり見られない。
現地の遊牧民によると、このような低温の日々は、たびたび親しい友人と酒を酌み交わし、肉を食べて寒さを防いでいるという。
「このような寒さは過去にも経験している。日常生活に必要なものや日用品は早くからちゃんと蓄えている」と語る遊牧民の高娃さんから、極寒に「慣れた」暮らしぶりがうかがえた。 (編集KM)
「人民網日本語版」2017年12月6日
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