米不動産サービス会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールドがこのほど発表した世界のオフィス市場の賃料動向に関する年次調査レポート「OFFICE SPACE ACROSS THE WORLD」によると、香港地区が昨年1位だったロンドンを抜いて、世界で最もオフィスの賃料が高い場所となった。
同レポートでは、アナリストが世界の58ヶ国にある215ヶ所のオフィスの賃料を分析した。賃料が最も高かったのは香港地区で、社員1人分のスペースあたりの賃料は前年比5.5%増の年間平均2万7431ドル(約307万円)。レポートは、「香港地区で従業員1人を雇うコストはトロントで3人、マドリードで5人、ムンバイで9人雇うコストに匹敵する」と指摘している。
2番目に高かったのはロンドンで、社員1人分のスペースあたりの賃料は年間平均2万2665ドル(約253万9000円)。日本の首都・東京は1万8111ドル(約203万9000円)で3位だった。以下、4位に米コネチカット州フェアフィールド郡、5位にサンフランシスコ、6位にニューヨークと続いた。
レポートによると、世界のオフィスの賃料は、ここ1年で1.5%上昇した。うち、北米、南米が4.2%上昇、アジア太平洋地域が3.4%上昇したのに対して、欧州、中東、アフリカは1.3%下降した。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年12月3日
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