このほど発表された報告書「『新消費』トレンドの下でのコミュニティ発展白書」によると、過去5年間において、理性的な消費を重視する、自分の価値を重視する、シンプルで一定期間内に効果が出ることを重視する、暮らしの美学を重視する、環境と健康を重視することなどが、新しい消費の主要トレンドになってきており、消費者の60%以上が個性と自分の価値観に合致した商品を買いたいと考え、個性を発揮するために買い物することが明らかになった。「北京日報」が伝えた。
同報告書によれば、ネットユーザーの半数以上が、「5年前に比べ、買い物、旅行、外食が消費金額が最も大幅に増加した3大シーン」と答えたという。生活水準や消費水準の向上に伴い、ネットユーザーの20%以上が、「消費にあたっては実用性をより重視する」と答え、消費行動が理性的になり、衣食を削ってブランド品を買うという考え方が、商品の内在的価値を考慮して買い物するという考え方に変わりつつある。消費にあたって生活スタイルを重視するその程度が目立って上昇し、上昇率は24.5%に達した。
同報告書は消費の意思決定について、「ルートが多様、口コミでのおすすめ、個性の追求といったいくつかの要因が消費の意思決定に及ぼす影響がますます高まり、コミュニティが若いクラスターの消費行動に影響を与える重要なベクターになりつつある。ママのコミュニティでは粉ミルクの信頼できる海外通販ルートが話題になり、ゲームのコミュニティでは友人たちと新しいゲームのアイテム情報が相互にやりとりされる。こうした共通の興味や関心でつながったコミュニティが品質を重視する多くのクラスターにとって消費情報を得る重要なルートになってきた」としている。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年12月4日
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