堀内辰男さん(77)は定年後何か新しいことをしようと、60歳の時から独学で絵を描き始め、77歳の現在、パソコン画家として広く知られるようになっている。しかも堀内さんは筆で描くのではなく、表計算ソフトのエクセル(Excel)を使って作品を描いているのだ。
堀内さんは定年退職した2000年、絵を学び始めようとしたが、絵具や筆、ペンタブレット、お絵かきソフトなどを買うことを惜しみ、1台のパソコンとプリンターを使って、絵を描き始めたのだという。
そして最初はワード(Word)を使っていたが、使い勝手がよくなかったため、エクセルの使い方を学び始め、そのすべての機能を学んだだけでなく、そうした機能を最大限活用することで、山や野原、竹林や滝を描いた素晴らしい作品が誕生した。そんな堀内さんの手間のかかった作画方法にどうして筆を使って描かないのかと問う人も少なくないそうだが、そんな問いかけに対し、堀内さんは、確かに馬鹿げた手間をかけていると思うが、どんなことでも極めれば必ず成功につながると答えている。 (編集TK)
「人民網日本語版」2017年12月12日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn