中央経済政策会議が18日から20日にかけて北京で開催された。会議はどのようなシグナルを発しただろうか。人民日報海外版が伝えた。
(1)安定を維持しながら前進の全体的基調は不変
会議では、安定を維持しながら前進という全体的基調が国家運営の重要原則であり、長期にわたり堅持しなくてはならないことが指摘された。「安定」と「前進」を弁証法的に統一するには、1つの総体として把握し、業務のリズムと強弱をしっかり把握しなければならないという。
国家情報センター経済予測部の牛犂副部長は、「マクロ経済についていえば、政策が相対的に安定し、連続していなければ、経済が安定した健全な発展を遂げることはできない。経済と社会の安定の土台の上に構造調整と各種の改革を推進して重大な進展を遂げることが必要だ。今回の中央経済政策会議は、安定を維持しながら前進という長期的に堅持すべき原則がより一層明確にされた」と述べた。
(2)質の高い発展がカギ
会議では、質の高い発展を推進することが当面の、そして今後一定期間の発展構想の確定、経済政策の制定、マクロコントロールの実施における根本的な要求であり、質の高い発展を推進する指標システム、政策システム、標準システム、統計システム、効率評価システム、業績評価システムの形成を加速し、制度環境を創出し整えなければならないことが指摘された。
国務院発展研究センターマクロ経済研究部の張立群研究員は、「一方で、中国経済は高度成長の段階から質の高い発展の段階へと転換し、このことが基本的特徴になった。また一方で、経済の持続的で健全な発展の維持、中国社会の主要な矛盾点の変化といった需要を考慮して、質の高い発展の推進が必然的な要求になった」と述べた。
また張研究員は、「質の高い発展に向かって前進することは坂道を上り困難を乗り越えるプロセスであり、やるべきことは非常に多い。このたびの中央経済政策会議は、『質の高い発展を推進する指標システム、政策システム、標準システム、統計システム、効率評価システム、業績評価システムの形成を加速し、制度環境を創出し整えなければならない』と提起しており、これは極めて重要だ」と述べた。
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