税関総署が9日に行った第1回世界税関越境EC大会のメディアブリーフィングによると、中国の税関は目下、世界に先駆けて「越境EC標準枠組」の制定作業を進めており、これは世界の税関の越境ECをめぐる管理・サービスについて初の指導的文書であり、越境ECの持続可能な発展に「中国の知恵」で寄与するものとなる。
中国税関と世界税関機構(WCO)が共同開催する第1回世界税関越境EC大会が、2月上旬に北京で行われる。テーマは「革新、包摂、慎重、共同 越境ECの持続可能な発展を推進」。大会では「枠組」について広く各方面の意見を求め、意見を土台としてWCOの越境ECをめぐる監督管理の基本原則を打ち立てる方針だ。この「枠組」は世界の税関の越境ECの監督管理・サービスについての初の指導的文書であり、中国が世界の税関の越境ECについての国際ルール制定において指導的役割を発揮していることを物語る。
伝統的貿易モデルと比較すると、越境ECビジネスには細分化、少額化、高頻度といった特徴がみられ、税関の従来の監督管理モデルに新たな課題を突きつけている。そこでWCOはEC作業チームを発足させ、昨年10月には中国税関がチーム代表の任務を引き継いだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年1月10日
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