市場調査会社カウンターポイントはこのほど2017年第3四半期の携帯電話端末メーカー各社の利益について調査を行った。関連データによると、アップル端末は1台あたりの利益が151ドル(1ドルは約111.8円)に上り、中国メーカーの平均値の約14倍だった。第一財経網が伝えた。
調査によると、アップル端末の利益は最高でサムスンの5倍近く、2位のサムスンは31ドルだった。華為は15ドル、OPPOは14ドル、vivoは13ドル、小米は薄利状態が続いており、同期もわずか2ドルだった。
同期にはアップルとサムスンの両ブランドで携帯産業の利益の75.7%を占めた。中国メーカーの利益はおしなべて低いが、16年と比較すると、アップルの同期の利益の割合は30%低下した。それでもアップルの利益が全体の59.8%を占めた。
サムスンは同期の利益の約26%を占め、強い勢いが戻ってきたといえる。なお16年は発火問題を受けて利益はほぼゼロだった。
華為、OPPO、vivoは合わせて利益の12%を占め、内訳は華為が4.9%、OPPOが4%、vivoが3.1%だった。
16年と比較すると、華為の利益が67%増加を達成し、OPPOは4位、vivoは5位に並んだ。小米の同期利益は41%増加と勢いをみせたが、それでも上位のライバルたちとの間には大きな開きがある。
中国メーカーの利益合計が四半期ベースで初めて15億ドルを超え、歴史的なブレークスルーを達成した。カウンターポイントのタルン・パタク副総監は、「これまでは、スマートフォン産業の全利益をアップルとサムスンの2つのブランドで分け合っていたが、中国ブランドが浸食しつつある」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年1月11日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn