北京市衛生・計画出産委員会は15日、最近のインフルエンザの状況に関する記者会見を開いた。北京のインフルエンザの発生状況は現在高い水準にあり、B型(山形系統)、A型H1N1、A型H3N2亜型が流行している。なかでも0−4歳の感染者の割合が最も高い。北京で流行中のインフルエンザウイルスの遺伝的特性と抗原性には、大きな変異は生じていない。科技日報が伝えた。
世界と中国、そして北京市のインフルエンザ観測データによると、各種インフルエンザウイルスには現在、大きな変異が生じておらず、大流行の生物学的基礎を備えていない。インフルエンザウイルスの感染力・伝播力・発症力に変化はなく、今シーズンの患者の臨床状況は、典型的な季節的・周期的インフルエンザの基本的な特徴を示している。
また北京市ではインフルエンザの発生状況の上昇率が低下傾向を示している。例年のインフルエンザ観測データに基づき分析すると、今シーズンの北京市のインフルエンザ活動のピークは元旦前後で、発症は近年と比べ、高い水準を示している。現在はインフルエンザ流行のピークに達しており、2週間以内に活動強度が低下するものと見られている。学校や幼稚園・保育園でインフルエンザが集中的に流行し、高熱を出すという報告は大幅に減少している。学校と幼稚園・保育園が冬休みに入り、春節(旧正月)連休に入るとともに、人が集まる機会が減少するため、インフルエンザ活動の強度がさらに低下するとみられている。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年1月16日
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