中国外国為替取引センターの統計データによると24日、対ドル人民元仲値レートは93ベーシスポイント上昇し、終値1ドル=6.3916元と、2015年12月7日以来の最高値となった。この影響を受け、対ドル人民元直物相場も1ドル=6.3875元となり、前日比167ポイント上昇、上昇幅は0.26%となり、同様に2015年11月20日以来の最高値を更新した。経済参考報が伝えた。
業界関係者は、「ドルの弱勢と中国経済成長の強靭性の高さを背景に、人民元相場が今後も安定的に推移する可能性は高い」と指摘している。
中国銀行国際金融研究所の范研究員は、「人民元相場が上昇している背後には、3つの要因が考えられる。1つ目はドル下落。米政府の停滞と新政策の進展が期待を背く結果となっている中で、ドルインデックスはついに90台を割り込んでいる。2つ目は、中国国内経済の基本面での支え。2017年、中国のGDP成長率は6.9%を実現し、数年間続いた経済減速に歯止めがかかり、供給側構造改革において成果を得ている。3つ目は、市場予測が楽観的であること。市場はいずれも人民元の動きを好感しており、投資家は人民元の資産配分を拡大させている」と分析している。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年1月25日
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