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ベゾス・バフェット・JPモルガンが健保市場に進出

人民網日本語版 2018年01月31日15:28

米国のアマゾン、バークシャー・ハサウェイ、JPモルガン・チェースがこのほど、連携して米国医療保険市場に進出することを明らかにした。各社の社員とその家族により合理的でシンプル、かつ透明性の高い高品質の健康保険プランを提供するという。中国新聞社が伝えた。

アマゾンの創業者であり最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス氏、バークシャーの創業者のウォーレン・バフェット氏、JPモルガン・チェースのCEOのジェームズ・ダイモン氏はそろってコメントを発表した。

ベゾス氏は、「健康保険のシステムは複雑で、課題は大きいが、医療保険の経済的負担を引き下げ、社員とその家族の健康保険プランを改善することには、投資するだけの価値がある」と述べた。

バフェット氏は、「上昇を続ける健康保険料が米国経済において飢えた寄生虫のようになっている」と指摘。バフェット氏はベゾス氏、ダイモン氏と共通する信念を抱き、既存の各種資源を統合し、全国で最も優秀な人材を集め、速やかに上昇する医療コストの見直しを行い、患者の満足度を高めたいとしている。

3人のビッグネームが計画する健康保険会社はまだ初期段階にあり、CEOにふさわしい人物を探している。計画によると、他の機関と協力して健康保険の提供コストを引き下げ、米国現地の社員とその家族により負担の少ない、治療やサービスがよりシンプルかつ透明に受けられ、質もより高い健康保険プランを提供するという。

コメントによると、こうしたプランの恩恵は今後、すべての米国国民にも広がる可能性がある。

世界一の富豪のベゾス氏が米国健康保険市場に進出する意欲があることは、以前から伝えられていた。だが金融界の巨人バフェット氏、米国最大の金融機関JPモルガン・チェースとの提携は、業界に激震をもたらした。提携のニュースが発表されたその日の午前には、医療保険会社や関連企業の株価は大幅に値下がりした。医薬関連サービス会社のエクスプレス・スクリプツ・ホールディングの株価は6.9%値下がりし、米国最大の薬局チェーンCVSも5.8%値下がりした。医療保険会社シグナは5.5%値下がり、アンセムは7%値下がりし、バイオテクノロジー関連銘柄も後を追うように値下がりした。

ブルームバーグ社がまとめたデータによると、アマゾン、バークシャー、JPモルガン・チェースは米国で最大の、最もバリューの高い民間企業であり、3社を合わせた社員数は100万人を超え、時価総額の合計は1兆6千億ドル(約174兆1440億円)に達する。

ブルームバーグ社の分析では、健康保険市場への進出はベゾス初率いるアマゾンが引き続きより広い分野へ邁進する、その雄大な志を物語るものだという。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年1月31日

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