阿里巴巴(アリババ)傘下の地元密着型生活サービスプラットフォーム「口碑」は24日に杭州で、第一財経ビジネスデータセンター(CBNData)と共同で「2018年生活消費情勢報告」を発表した。ビッグデータを利用して、生活の細部における消費者の変化を明らかにしたものだ。「北京晨報」が伝えた。
仕事の圧力が絶えず高まり、生活リズムがどんどん加速して、これまで飲食や娯楽に割いていた時間が大幅に短縮され、便利で迅速な消費スタイルがより大きな市場を獲得するようになった。
口碑プラットフォームの16年と17年のスーパー・コンビニエンスストア消費データを比較すると、ユーザーが半径500メートル以内のスーパー・コンビニで買い物する割合が上昇しており、消費者には便利さをより重視するという特徴があり、家の近所のスーパー・コンビニで買い物したいと考えていることがわかる。
デリバリー市場の増加率も軽視できない。オンラインフードデリバリープラットフォーム「Eleme」のデータでは、17年の外食注文総量は前年比141%増加し、ユーザーも98%増えた。
一方で消費者はますます「ものぐさ」になり、また一方でグルメが絶えず進化しつつ手軽になっている。鮮度を保持する技術の向上で、インスタント火鍋の売上高も目立って増加し、17年の食品販売の新たな人気メニューになった。アリババのビッグデータをみると、インスタント火鍋のオンライン注文数で高い割合を示すのは、海底撈と徳荘火鍋だ。伝統的火鍋メーカーだけでなく、レジャー食品ブランドもインスタント火鍋の競争に加わっている。17年には海底撈が5千万元(約8億6038万円)を投入してインスタント火鍋の研究を進めると発表した。
ユーザーの年代をみると、90後(1990年代生まれ)と95後(1995年から1999年生まれ)がインスタント火鍋を最も好む年代だ。地域別では、広東省と江蘇省が注文量の割合で全国1~2位だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年1月25日
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