■AI技術を応用した翻訳機
全人代代表、科大訊飛会長の劉慶峰氏は科大訊飛の翻訳機を披露。医療や教育、司法といった分野でのAI技術の応用について説明した。劉氏によると、中国はAIのイノベーションにおいてすでに世界の先頭を走っており、中国は未来を勝ち取ることができるはずだと紹介した。
■魚の皮で作った工芸品
黒竜江省同江市同江鎮中心校教師の劉蕾代表はホジェン族の伝統的手工芸品である魚の皮で作った工芸品を紹介。劉氏によると、2016年から民族観光を展開し、民族観光を民族文化の発展につなげている。人々は大変積極的で、民族文化を自発的に学び始めているとし、民族文化は民族の魂であり、必ず民族文化をより良く継承していけるに違いないと述べた。
■救命の神器・AED
医薬衛生界政協委員、阜外病院主任医師の敖虎山氏はかつて知り合いが目の前で命を落とし、大変心を痛めた経験があるという。中国では1分間に1人心臓トラブルに見舞われているというデータがあるが、心肺蘇生技術を身に付けている人は中国ではわずか1%、一方の米国では60%に達するという。このため、敖氏は国は救命技術の能力育成を重視すべきだと指摘。敖氏は、「特にAEDの使用法を学ぶ必要がある。これは救命の神器であり、救命率を著しく高めることができる。残念なことに、現在AEDは北京や上海、広州といった大都市でもまだあまり設置されていない。メディアによる宣伝の強化を希望する」と指摘した。
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