中国、1-2月の実物商品オンライン売り上げが9000億元超

中国はオンライン消費が急速に成長し、サービス消費が台頭している。春節（旧正月、今年は2月16日）に合わせた7連休があったこともあり、1-2月期の消費市場は絶好調となった。中国商務部がこのほど発表した統計によると、同期、中国全国の実物商品のオンライン売上額は前年同期比35.6％増の9073億元（約15兆2426億円）、増加ペースは同比10.1ポイントも加速した。飲食、映画、旅行などの消費市場が特に好調だった。北京晨報が報じた。

統計によると、今年、オンライン上でお正月用品が飛ぶように売れ、春節がオンライン消費を牽引した。1-2月期、中国全国の実物商品のオンライン売上額が社会消費品小売り総額に占めた割合は14.9％と、前年同期比で3.8ポイント上昇した。各大手ネット通販業者は、「お正月用品フェスティバル」などの販促キャンペーンを実施し、物流業界も春節も休まず商品を届けた。その他、同期、商務部が重点的にモニタリングしたコンビニの売上高の増加率も前年同期比で0.5％増となり、ショッピングセンターやスーパー、百貨店なども同比0.4％増となった。

サービス消費も引き続き力強く成長している。統計によると、同期、中国全国では、飲食業界の収入が前年同期比10.1％増の6613億元（約11兆1098億円）に達した。また、中国全国の映画の興行収入が前年同期比39％増の151億元（約2537億円）に達した。うち、2月の興行収入が100億元（約1680億円）に達した。情報消費も急速に成長し、中国全国で利用されたモバイルインターネットのパケット量が前年同期比236％増となった。

高度化系商品の消費も急速に成長しており、同期の消費市場の見所となった。商務部が重点的にモニタリングした小売企業のスマート温水洗浄便座、マッサージチェア、ドラム式洗濯機など、スマート系エコ商品の販売が急速に伸びた。 （編集KN）

「人民網日本語版」2018年3月16日