中国国家外匯(為替)管理局は19日、2月の銀行の外貨両替統計と海外代理決済統計を発表した。同局の報道官によると、2月、中国国内の為替市場は引き続きバランスの良い状態だった。人民日報が報じた。
まず、国内の為替の需要と供給はほぼバランスが取れていた。2月の銀行の両替赤字は82億ドル(1ドルは約106.20円)と、1月よりやや拡大した。しかし、その他の要素が為替の需要と供給が良いバランスになるよう作用した。例えば、2月の銀行の外貨持高は60億ドル減少し、それに対応して為替の供給が増加した。また、企業など非銀行の海外収支が小幅変動した。2月の非銀行の海外収支は62億ドルの赤字で、1月は黒字だった。その主な原因は、春節(旧正月、今年は2月16日)前に中国の企業の輸出による収入や外資の流入が集中したことで、1-2月期の海外収支が185億ドル黒字となった。また、前年同期は78億ドルの赤字だった。その他、2月末の為替準備高が前月比で減少したのは主に、為替レートや資産価格調整などの影響を受けたためで、為替市場の需要と供給のバランスには影響を与えていない。 (編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月20日
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