今月14日、「車いすの天才科学者」として知られる英宇宙物理学者のスティーブン・ホーキング博士が76歳で死去した。筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患い55年間車いす生活をしながらも、宇宙の起源や歴史などを探求し続けた。その研究成果は、世界の学術界や知識界に大きな影響を与えた。また、物理学者として活躍したほか、ドラマ「新スタートレック」や「ビッグバン☆セオリー ギークなボクらの恋愛法則」などにゲスト出演したこともある。さらに、ホーキング博士の伝記映画「博士と彼女のセオリー」が製作されたほか、博士の言葉が歌詞に出てくる歌もある。
2015年、「博士と彼女のセオリー」で、ホーキング博士の役を演じてアカデミー賞で主演男優賞を受賞したエディ・レッドメインは、「この賞は、ALSという病魔と闘っているすべての人、特にホーキング博士の子供たちのためのもの」と語った。
12年、ホーキング博士は、米国のコメディドラマ「ビッグバン☆セオリー ギークなボクらの恋愛法則」にゲスト出演し、登場人物のシェルドン博士の論文を添削した。
1999年、ホーキング博士は初めて米人気アニメ「ザ・シンプソンズ」に登場した。
ホーキング博士は05年の英紙「ガーディアン」の取材に対して、「『ザ・シンプソンズ』に登場しているというのはとてもおもしろいこと。僕はそれほど大きな問題と思って見てはいない。その中で描かれている僕の姿に不適切な点はないと思っている」と語った。ホーキング博士は、「ザ・シンプソンズ」に4度登場した。また、ホーキング博士は米アニメ「フューチュラマ」にも登場する。
93年、映画「新スタートレック」で、ホーキング博士はホログラム映像で登場し、アインシュタインやニュートンなどの科学者とブリッジをした。
ホーキング博士は、音楽作品の中にもしっかりと足跡を残した。例えば、94年、英ロック・バンド「ピンク・フロイド」の「キープ・トーキング」のイントロで、合成音声が使用された。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月20日
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