西咸新区空港新城岩村秦人墓葬の発掘で見つかった卜甲(3月16日撮影)
陝西省考古研究院の許衛紅研究員は、「戦国時代後期から秦代にかけての墓で卜甲(占い用の甲羅)が見つかるとは、予想外のことだったと言わざるを得ない」と話した。同研究院は先ごろ、西咸新区空港新城岩村秦人墓葬の発掘結果を発表した。これらの墓の時期は戦国時代後期から秦代の間に集中しており、庶民の墓でその規模は小さい。しかし考古学者はその中から、珍しい戦国時代後期の卜甲を発見した。
古代人は動物の骨や甲羅を占いの道具としていた。骨や甲羅の模様を読むことで、吉凶を占う。考古学者は、この墓の主を咸陽場内の「巫師」クラスの人物ではないかとみている。許氏は、「文化財により2000年以上前の暮らしを活き活きと再現することが、考古発掘調査の真の意義と目的だ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年3月20日
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