国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は3日、「2022年北京冬季五輪の組織・準備作業は順調に進んでおり、各種業務は、『中国の効率性』を具現した素晴らしい手本となっている」とコメントした。新華社が伝えた。
IOCは2日と3日の両日、2018年韓国ピョンチャン(平昌)冬季五輪開催後初の執行委員会会議を開いた。会議の議事の一つに、「2022年北京冬季五輪協調員会業務報告」の審議があった。バッハ会長は、会議終了後の記者会見において、「北京冬季五輪の各種準備作業は極めて順調に進んでいる。試合が行われる競技施設のインフラ工事はすでに始まっており、冬季五輪マーケティング活動も、非常に手ごたえのあるフィードバックが得られている。これらの成果から、『中国の効率性』を具現した素晴らしい手本がまた一つ増えたと言える」と評価した。
また、IOCは、2018年韓国ピョンチャン(平昌)冬季五輪開催をめぐる総括も行った。バッハ会長は、「平昌五輪では、冬季五輪史におけるさまざまな新記録が更新された。たとえば、計92ヶ国・地域から選手が参加、うち6ヶ国・地域が冬季大会に初めて参加した。参加選手の総数は2930人に達し、うち女性が42%を占めた。平昌五輪は、緊張が高まっていた朝鮮半島情勢の緩和に大きなプラス作用を及ぼした」と指摘した。
このほか、IOC執行委員会は、反ドーピングに関する各種業務など、他の一般的な議題をめぐる討論も行われ、平昌五輪出場選手6千人が出場した1万7千試合の試合開始前ドーピング検査に対しても確認作業が進められた。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年5月7日
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