4月末から、チョモランマ観光大本営のテント旅館(宿泊所)が続々と営業を開始している。今年は、数多くのテント旅館に無線LAN(WiFi)が導入されており、海抜5千メートルの地点で、観光客にスピーディなネット環境を提供している。新華社が報じた。
中国電信集団公司(チャイナテレコム)日喀則(シガツェ)支社定日(ティンリ)電信局の旦増・局長は、「チョモランマ観光大本営は、毎年4月から10月までという非常に限られた期間しか営業しておらず、光ファイバーの敷設には難点が多い。このような状況から、大本営で今回導入されたWiFiは、主に、ポケットWiFi端末を利用して、オンシーズン中の店主や観光客に提供される接続サービスとなる。テント旅館の店主は、毎月129元(1元は約17.16元)の定額料金を支払えば、ポケットWiFi端末が付与され、無制限のデータ通信サービスを使うことができる。1台のポケットWiFi端末で、最大10台までの通信機器が同時に接続できる」と説明した。
チョモランマ観光大本営にある友善旅館を営む措姆さんは、「今年、WiFiが導入されたことで、宿泊客のネット接続のために旅館の携帯端末の通信容量を費やす必要はなくなった。1ヶ月につき200元から300元の節約となる」と話した。
チョモランマ観光大本営は、西蔵(チベット)シガツェ市ティンリ県チョモランマ国立公園内にあり、海抜5千メートルで、観光客がチョモランマに最も近づくことができる場所だ。毎年4月から10月まで、現地に住む農・牧畜民がテント旅館を経営している。現在までに大本営にあるテント旅館59軒のうちすでに30軒以上がWiFiを導入している。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年5月7日
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