受験生の栄養バランスを保とうと、保護者らは苦心惨憺している。成都市第三人民病院臨床栄養士の余婉婷氏は、受験前の栄養バランスについて、保護者に以下のようなアドバイスをしている。科技日報が伝えた。
受験前にいつもと違う物を食べるのはタブー。変化が激しすぎると、胃腸がそれに慣れるのに一定の期間を必要とし、健康状態に影響を及ぼしやすくなる。受験前はいつも通りの食事をするべきで、急に食べつけないものや普段あまり食べないものを食べるべきではない。
受験前に肉や魚ばかりをやたらと食べると、子供の胃腸がこれに適応できず、下痢や食欲不振を起こしやすい。食べ過ぎれば脳内の血液の酸素量が減少し、頭の回転が鈍る。この時期に子供の免疫力を高めたければ、適度な運動をさせるほか、食事でタンパク質、ミネラル分、ビタミンを豊富に含む食べ物を選び、かつ適時水分を補給させるべきだ。
健康食品は一部の保護者から、栄養補給の最良の手段、受験前の特効薬とされている。しかしすべての受験生が適しているわけではなく、使用前に栄養専門家の意見を聞くべきだ。
また、受験期間中、受験生の脳の活動が必要とするエネルギー量が増える。このエネルギー量は主に、血糖の供給によって賄われる。朝食をとらなかったり、主食をあまりとらないと低血糖になり、焦ったり、汗をかきやすくなったり、顔色が悪くなりやすい。そのため朝食をしっかり食べて、空腹で受験会場入りするのはやめた方がよい。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年6月7日
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