完全に独自の知的財産権を持つ中国初の2.0版商用リニア列車が13日、中車株洲電力機車有限公司(以下「同社」)でラインオフした。これは中国のリニア列車技術の新たな進展を意味する。新華網が伝えた。
中国初の国産商用リニアプロジェクトで同社が開発を担当する時速100キロ長沙リニア快線列車は2016年5月に運行開始し、現在まで170万キロ以上の安全運行を実現している。乗客数は延べ600万人近く。この1.0版の開発と運営の経験を踏まえた上で、同社は車両システム集積、けん引、浮上、集電、軽量化、制動などの重要技術の革新に取り組み、2.0版の開発に成功した。
同社リニア研究所の佟来生所長によると、2.0版は1.0版と比べ多くの革新を持つ。これは世界初のショートステーター直流モーター高速リニア列車で、設計上の時速は160キロに上がった。けん引補助システム・設備の設計を改善しており、けん引効率が30%向上した。3両編成の定員は500人。端部電磁石の設計を改善しており、列車全体の浮上能力が6トン向上した。車両の各システムは設計時に軽量化が重視されており、例えば車体にはアルミ合金と複合材を組み合わせた複合カバーが採用されている。
情報によると、1.0版は市街地の使用に適しており、時速160キロの2.0版は中心都市と衛星都市の間の交通に適している。同社は現在、時速200キロのリニア列車の開発を担当している。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年6月14日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn