SNSのモーメンツは「心温まるちょっといい話」であふれている。やたらに「時代遅れ」のスタンプを使う。ネットのうわさをすぐ信じる。これは若いネットユーザーが親世代のモバイルネットワーク利用について抱く第一印象だが、実際にはこうしたステレオタイプの見方は時代遅れになっている。「北京日報」が伝えた。
親たちも親戚のおじさんもおばさんも、今やみんな「スマホ族」で、いつでも携帯を手にしており、ウィーチャット(微信)のメッセージにすぐ返信、ミニプログラムもネットライブ配信もネットショッピングも操作はお手の物だ。親世代のネット生活はますます時代の流れに乗り、各種アプリケーションをうまく活用できる人もますます増えている。
▽微信の高齢ユーザーが5千万人突破
騰訊(テンセント)がこのほど発表した「2017年微信データ報告」をみると、昨年9月末現在、微信の月間アクティブユーザーのうち高齢者が5千万人を突破した。前年同期は846万人だった。微信は今や電話もリアルなコミュニケーションも上回り、高齢者が最もよく利用するコミュニケーションツールになった。これまでは親世代といえば時代についていけない人たちだったが、今ではネットの世界で今後の伸びが期待される潜在的ユーザーと定義されるようになった。
微信のアクティブユーザーに占めるシルバー族の割合が急上昇したのは、「小程序」(ミニプログラム)の応用と切り離せない。ミニプログラムが登場するまで、中高年ユーザーはモバイルネットワークのライトユーザーに過ぎず、チャットしたり動画を見たり文章を読むだけだった。これはアプリケーションの操作が難しいことが原因だった。だが今では各種のミニプログラムによってさまざまなアプリに挑戦しやすくなり、中高年に新しい世界への扉が開かれた。
▽親世代のネット生活スタイル
親たちは携帯で何をしているのだろうか。彼らは予想よりもずっと時代の流れに乗っている。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn