韓国でも猛暑が続いており、ソウルは23日の朝の最低気温が29.2度となり過去最高を更新した。慶尚北道の河陽では23日正午の気温が39.9度に達し、今年一番の暑さとなった。
韓国気象庁は済州島を除く全地域に高温警報を出し、猛暑は月末まで続くとの予測を示した。韓国疾病コントロールセンターによると、先週だけで熱中症により7人が死亡したという。
欧州では、英国でも猛暑が続き、イギリス気象庁はイングランド地域の各地にオレンジ色か黄色の高温警報を出し、一部地域では今週35度を記録すると予測した。同庁は、フランスとスペインから流れ込んだ乾いた熱い空気により、英国が猛暑になったと説明し、人々に直射日光を避け、室内をできるだけ涼しく保つようにと呼びかけた。
乾燥した暑い天気により北欧では森林火災が多発し、スウェーデンは50ヶ所以上で火災が発生し、当局が欧州連合(EU)に支援を求めた。フランス軍から60人の専門家が派遣され、23日以降、順次ストックホルム入りして救助活動にあたっている。ドイツとノルウェーも消防防災ヘリコプターを派遣した。バルト海沿岸のラトビアも火災に見舞われ、800ヘクタールが焼失し、一部の村では住民が避難し、学校が休校になった。
米国西部も熱波の襲来を受け、テキサス州ヒューストンは22日に38度を記録し、今年最高の暑さとなった。当局が臨時の暑さ対策センターを設立し、住民を一時的に避難させている。アリゾナ州とコロラド州の各地は乾燥が長期にわたって、水の供給がストップし、住民から「こんなことは今までなかった」といった声が上がっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年7月26日
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