将来的にネット上の商品はフラットな世界から飛び出し、現実のシーンに進出することになるかもしれない。そして消費者はジェスチャーや視線などで、全方位的なインタラクティブが可能になるだろう。先日発表された情報によると、ネット通販サイト大手の淘宝(タオバオ)はすでにMR(複合現実)ショッピングに進出し、マイクロソフトのHoloLensと提携する科学技術製品を発表した。北京晨報が伝えた。
淘宝は9月の「淘宝造物節」で、浙江省の西湖の畔に面積300平方メートルの「未来のショッピング街」を立ち上げる。消費者はそこで「機械アルゴリズム」と現実の世界が折り重なるSFのような生活を体感できる。
MR技術の独自性は、バーチャル・リアル・ユーザーを融合し、連結させる点にある。
VR(仮想現実)とAR(拡張現実)という2種類の技術は、関連デバイスを使わなければ現実世界で応用できない。MRも例外ではないが、メガネ型デバイスやプロジェクターの他に、MRは帽子や鏡、その他の透明なデバイスを応用の担い手とする可能性を検討することができる。
MR技術により、消費者は「目にしたものを手にする」ことが可能になる。目にした商品の情報が直ちにスマート識別され、評価や攻略などの資料がすべて表示される。
今回淘宝が打ち出そうとしているこれらの製品は将来的に、ホログラムにより「コンテンツ」が自ら話し、行動することを実現していくことになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年8月9日
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