米貨物運送会社のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)がこのほど発表した2017年1-9月期のレポート「ネットショッピングの消費者行為調査」は、消費者が商品を選び決済を行うまでの習慣や傾向を分析している。レポートによると、アジアでは「送料無料」が全体の85%を占め、ほぼ「標準サービス」となっているものの、消費者のネットショッピングの満足度は57%にとどまっている。北京日報が報じた。
UPSは同調査を実施して6年目となった。レポートによると、アジアでは近年、スマホを使ってショッピングをしたり、店舗を選んで店頭受け取りしたり、海外のショップで買い物をしたりする消費者が増加している。アジアのネット通販利用者の77%がスマホで注文を済ませており、その割合は世界で最高。15年の55%から22ポイント上昇した。一方、米国のネット通販利用者のうち、スマホを使っている人の割合は48%にとどまっている。
アジアのネット通販利用者のうち、ネットショッピングに満足している人の割合は57%にとどまっており、同割合は調査対象となった他の地域と比べて最低だったことは注目に値する。その他、アジアのネット通販利用者の約半数が、「お届け日指定」ができないことや配達に時間がかかりすぎることを理由に、商品の購入をあきらめたことがあった。消費者が我慢できる商品を受け取るまでの日数は最長平均11日だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年4月25日
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