微信(WeChat)の公式アカウント「民航小報報姐」に8日午前投稿された「昨日は旅客が男性CAに恋し、今日は女性CAが旅客に恋」という文章が瞬く間に話題を集めているが、それはなぜだろうか?揚子晩報が報じた。
女性キャビンアテンダントがSNSに掲載したメッセージとは、「9月27日にCA1702便で北京から杭州に向かった乗客の男性を探しています。座席位置は28L。A321型旅客機で、11時5分に離陸して、午後1時に杭州に到着した便です。その男性はとてもシャイで、彼に話しかけたら、顔を赤らめていました。彼の名は連笑さん。1994年4月8日生まれ。彼は機内食は食べずに、軽食だけ食べて、食べ終わると、ずっと寝ていました。彼の横を通ったら、窓際だったので日の光がちょうど彼の顔を照らしていて、もう本当に優しげな感じ。そんな彼を見ていたら、胸がドキドキしてきて恋の予感がしてしまいました。彼には恋人がいるのか、既婚なのかも知りません。本当は飛行機を降りたら微信IDを交換しようと思っていたけど、結局言い出せませんでした。飛行機を降りる時に、彼は私に微笑みかけてくれました。飛行機を降りてから、私は抖音(Tik Tok)と微博(ウェイボー)を使って彼を探したけど、見つかりませんでした。ある女性が男性キャビンアテンダントを探しているというエピソードを見たので、私も試してみようと思います。もし彼を見つけられたら、微信でお友達になってもらえないかしら?」というものだった。
「連笑」という名前は決してありふれた名前とは言えない。中国には連笑という名の囲碁棋士がいるが、もしかして彼のことなのだろうか?調べて見ると、9月28日は、中国囲棋甲級リーグ戦のため、連笑九段が所属する蘇泊爾杭州チームは、浙江■州会場(■は山へんに乗)で、上海建橋学院チームと対戦していた。そのため、普段は北京国家チームで練習している連笑九段は飛行機で杭州に移動してから、車で対戦会場に向かったと思われる。また、1994年4月8日という誕生日も完全に一致している。そのため、この女性キャビンアテンダントが探しているのは有名な囲碁棋士の連笑九段と見てまず間違いないだろう。
囲碁にあまり興味のない人は、連笑九段のこともあまり知らないかもしれない。遼寧省丹東出身の彼は、知る人ぞ知る囲碁棋士で、現在「名人」と「天元」という2つのタイトルを手にしている。連笑九段はその友人である柯潔九段のように世界的な大会に出場して名を馳せているというわけではないが、中国の囲碁界では常にトップレベルの棋士だ。
ある囲碁ファンは、「女性キャビンアテンダントと棋士の恋と言うと、韓国ドラマ『応答せよ1988』のリアル版みたい」というコメントを寄せている。数年前に大ヒットし、中国の情報サイト・豆瓣でも高い評価を得ていた「応答せよ1988」は、ヒロインが女性キャビンアテンダントで、主役の男性は天才囲碁棋士のイ・チャンホをモデルとしたチェ・テクだった。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年10月11日
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