「持続可能な発展状況の科学的評価によって中国経済のハイクオリティ発展をサポートする」ために取りまとめられた「2018年持続可能な発展青書:中国の持続可能な発展を巡る評価報告」発表会が北京で7日、中国国際経済交流センター、米コロンビア大学地球研究所、阿里研究院(アリ・リサーチ)、社会科学文献出版社の共同主催により開催された。省(自治区・直轄市)レベルでの持続可能な発展指標体系では、北京が全国トップに輝いた。北京晨報が伝えた。
青書の概要は以下の通り。
中国の省(区・市)レベル持続可能な発展指標体系に関する統計データの検証・分析によると、直轄市4都市と東部沿岸地域の省が、持続可能な発展指数で上位に名を連ねた。2017年のトップ10は順に、北京、上海、浙江、江蘇、天津、広東、重慶、山東、福建、安徽。北京、上海、天津、江蘇、重慶各地は、資源環境分野で優位性に劣る以外は、経済社会や環境整備などの分野で軒並み上位に入った。青海、甘粛、新疆各地のランキングは低く、持続可能な発展レベルは高いとは言えない。
東部にある2つの直轄市・北京と上海および浙江省がトップ3を占めた。中部では安徽のランキングが最高だった。安徽は、2016年の第21位から翌2017年に第10位にまで躍進した。西部を見ると、重慶が第7位に入った以外は、持続可能な発展総合ランキングでトップ10入りした地方は皆無だった。
経済発展、社会民生、資源環境、消耗排出、環境整備の5大類指標からみると、省(区・市)レベル地方の持続可能な発展において、アンバランスな状況が際立っている。
このほか、国内大・中都市100都市を持続可能な発展指標体系から検証・分析を行ったところでは、国内で経済が最も発達している北京・上海・珠江デルタ都市群および東部沿海都市は、持続可能な発展ランキングで上位にランクインした。2017年度持続可能な発展総合ランキングトップ10は順に、珠海、北京、深セン、杭州、広州、青島、武漢、長沙、無錫、寧波だった。環境の質から見ると、沿岸部都市は、内陸部の工業化都市より好ましい状況を見せた。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年11月9日
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