よって理性的にみるならば、このたび双方はそれぞれ1歩ずつ引いて、重要の共通認識にいたった。米国にとってみれば、強い内部圧力も大きな要因になった。結局、ホワイトハウスは公開の場で株式市場の上昇を重要な政治的業績だとの見方を示した。中国国民はこれまでそんな風に考えたことはない。
△5つ目の見方:圧力は原動力であり、中国にとって本当は悪いことではない。
これからの交渉で、新たな火種が出現する可能性は否定できないし、挫折や危機の可能性もあるものの、危機の中にチャンスがあるのだ。
最も楽観的な見方としては、息も出来ないような強い圧力がなければ、壮士が腕を立つような思い切った行動の原動力は生まれない。より大規模な改革開放を実施することが、中国の改革開放40周年における最良の贈り物であり、われわれが目下の挑戦に立ち向かう時の最強の武器になる。
事実、中米貿易戦争がエスカレートし続けると同時に、中国は一貫して整然と開放を推進してきた。過去1年間に4回にわたり自主的に関税を引き下げ、第1回中国国際輸入博覧会にはたくさんの企業が集まったことが、何よりの証拠だ。世界銀行が発表した最新の報告書「ビジネス環境の現状」によれば、中国はビジネス環境番付で1年前から32位も順位を上げた。中国の進歩はこのように客観的な事実だ。
圧力がなければ、原動力も生まれない。中国は市場が資源配置で真に決定的な役割を果たすようにし、改革開放が人々に多くの着実な獲得感をもたらすようにしていく。みんなが心を合わせれば何でもできる。中国は何も恐れることはない。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年12月5日
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