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ネット検索に依存すると脳は怠惰になるのか?

人民網日本語版 2018年12月05日15:01

ネット検索に依存する人が増えている。外出前にルートを検索し、病気になればネットで薬や治療法を調べ、分からない問題があればすぐに情報を検索する。ネット検索ですぐに答えを見つけられるが、考えることを怠けてしまう可能性がある。中国青年網が伝えた。

中国青年報社社会調査センターは問巻網と共同で、2001人を対象に調査を行った。その結果、ネット検索に依存しているは86.4%、ネット検索により表面的な認識に留まり深く考えることがなくなるは56.4%、他人の考えを受け入れるばかりで思考力がなくなるは51.3%。

回答者が最も良くネット検索する内容は、ニュース(55.6%)、口コミ(54.5%)だった。これに生活の裏技(42.9%)、学術論文(34.3%)、仕事の資料(32.4%)、公文書の作成(31.1%)、病気・薬(30.8%)、テンプレート(28.6%)などが続いた。

回答者の閻斌さんは、ネット検索で直接得られた答えよりも、自分で模索・比較して得た知識の方がしっかり覚えられると述べた。ネット検索したものは見ればすぐに忘れ、次もまた検索する。また思考力が弱くなり、自己主張がなくなるという。

偉楓さんは「即座にネット検索で得た知識は往々にして一定の体系を成さず、これが長期化すれば脳内の知識が減る」と話した。

肖さんは、ネット検索したモノは細分化されており、ネット検索に過度に依存することで深く考える能力が不足すると述べた。

ネット検索に過度に依存することで、どのような問題が生じるか。表面的な認識に留まり深く考えることがなくなるは56.4%、他人の考えを受け入れるばかりで思考力がなくなるは51.3%。また考えが単純になり革新力がなくなるは46.0%、記憶力が減退し知識の備えが減るは44.1%、型にはまった考え方になるは35.7%、情報があふれ判断する能力を失うは28.8%、実生活で意思疎通し問題解決する能力が低下するは19.9%だった。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年12月5日

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