ホテルにフロントがなく、顔認証で入居できるだけでなく、顔認証による本人確認ですべてのシーンをクリアできる。レストランではロボットが料理を届け、酒とコーヒーを作る。客室では声を出して呼べば、執事ロボットが部屋の気温・照明・カーテンをコントロールしてくれる…。アリババ初の「未来のホテル」が正式にオープンする前日、筆者はこの最新技術満載のホテルを訪れ、スマート化施設とクールで快適なサービスを体験した。新華網が伝えた。
この「菲住布渴」という名のホテルは「顔パス」だ。ホテルに入りエレベーターに乗る、客室のドアを開く、レストランやフィットネスセンターを利用するためにルームキーを持つ必要がなく、顔認証だけでOKだ。体験に訪れた杭州市民の張さんは、「ホテルの到るところに人工知能(AI)と本人確認システムがあり、本当に顔だけですべての問題を解決できる」と話した。
部屋に入ると、客室執事ロボットが待機している。「電気をつけて、カーテンを引いて、テレビをつけて」と筆者が声で指示を出すと、これらの作業が自動的に完了した。宿泊客がアメニティやモーニングコールなどのサービスを必要とする際にも、これを提供するのはロボットだ。
ロビーは一般的なフロントの代わりに数台のセルフ端末を置いている。宿泊客セルフ顔認証でチェックインできる。
頻繁に出張するビジネスパーソンは、かつての予約・チェックイン・チェックアウトといった面倒な手続きを簡略化できる。宿泊客はアプリを使いオンラインで予約する際に、好みに基づき部屋の階数、位置、向きを選択できる。チェックインの際にも列に並ぶ必要はなく、到着前に電子身分証で顔認証を済ませれば手続き終了だ。チェックアウトも同じく簡単で、アプリを開きチェックアウト予定時間をタップすれば、自動的にチェックアウトしてくれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年12月18日
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