中国航天科工集団第三研究院第35研究所への27日の取材によると、同研究所は新型地中レーダー「鷹眼−A」を発表した。これは中国初のフルアレイ3D地中レーダーであり、中国の無侵襲地中探査技術が「2D」から「3D」への飛躍を実現した。また同製品は人工知能(AI)技術の地中異常体識別への応用を実現しており、パイプラインスマート点検の精度は90%以上にのぼる。科技日報が伝えた。
パイプラインと路面の老朽化に伴い、都市部の地下空間の安全問題が浮上している。道路陥没、パイプラインのガス漏れなどのリスクが存在する。データによると、今年7−10月末まで国内で発生した地下パイプライン事故は160件以上、道路陥没事故は60件以上。多くの事故により人員の死傷と財産の損失が生じている。
「鷹眼−A」は都市部地下の複数材質の市政パイプライン、ガスパイプラインの情報、及び都市部の道路地下の空洞、緩み、水の蓄積など基礎の問題を「透視」できる。地下6メートル内の3Dデータの採取・保存、センチメートル級の探査間隔とミリメートル級の大地座標測量を実現できる。
また同シリーズ製品はAI処理システムを搭載しており、地下の各種異常情報を自動で検出・認識・マークできる。地下パイプライン、道路下の異常箇所などの情報を解釈し、直ちに結果を報告する。人の手によるデータ分析の作業量を大幅に削減し、データ解析の効率と精度を高めることができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月28日
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