北京の人気観光地・故宮はこのほど、子供向け絵本シリーズ「ワッ!故宮の二十四節気」を刊行し、その発表会が21日午後、故宮博物院の報告ホールで開催された。単霽翔・院長は発表会で 「『ワッ!故宮の二十四節気』は、故宮が刊行するなり『ワッ!』と声をあげた初めての本なので、とても注目を集めると思う」と、ユーモラスに語った。中国新聞網が報じた。
「ワッ!故宮の二十四節気」は全24冊で、世界無形文化遺産の『二十四節気』をテーマにして、手描きの故宮の全体図830枚、故宮の建物52棟、伝統的な風習48種類、故宮の文化財115点、動物64種類、花・木76種類、24の成長体験などを描いたイラストを、子供が楽しめる物語に盛り込み、約600年の歴史を誇る故宮の文化や知識を子供たちに伝えている。
子供たちに楽しく読んでもらおうと、 「ワッ!故宮の二十四節気」には最新の拡張現実(AR)技術が採用されているほか、同名の専用アプリも開発され、テクノロジーを通して、節気の変動や建物の建設、インタラクティブのおもしろみを感じることができるようになっている。また、オープンな観点から伝統文化の魅力が伝えられており、文化の力が伝わってくる内容だ。
「ワッ!故宮の二十四節気」にはリアル、プロフェッショナル、子供向けという3つの特徴がある。まず、その内容は故宮の実際の環境や所蔵品に基づいており、カラフルなイラストで、故宮における節気をめぐる物語を描き、物語に登場する文化財は全て実在する。
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