一般人からすると、高速列車の日常点検とメンテナンスは、技術者が道具を持って行っているように思えるはずだ。ところが列車に「メス」を入れることなく、「照射」するだけで異常を発見できる画期的な技術がある。これは高速列車運行故障画像検査測定システム(TEDS)だ。科技日報が伝えた。
中国鉄路成都局集団有限公司重慶車両区間重慶西高速列車所には、画面を見ながらマウスを操作し、鉄道沿線に設置されたスマートカメラから送られてくる高速列車部品の写真を詳細にチェックする人々がいる。スマートシステムが故障とリスクの発見に協力し、高速列車の安全運行を保証する。彼らは高速列車所のTEDS動画アナリストだ。
アナリストが分析する写真は、5セットのTEDS設備によって得られたものだ。TEDSは大量のデータを生み出す。8両編成の高速列車であれば、TEDS測定駅を約12秒で通過し、最多3000枚の写真が撮影される。アナリストは規定に基づき、10分内に列車の腰板、台車、車両連結部などの1万個以上の部品をモニタリング・分析する。平均1分30秒から2分のうちに1両のモニタリングを終える。今年の「春運」(春節<旧正月、今年は2月5日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)では、測定駅を通過する列車の数は通常より20%増加する見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年1月30日
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