テンセント(騰訊)の資産運用プラットフォーム「理財通」などの機関が29日、「2018年年末賞与に関する調査報告」を発表した。報告によると、「年末賞与額は1万元(1元は約16.2円)未満」と答えた回答者は6割を上回り、「期待した額は出なかった」とした人は4割、5割が「2017年の年末賞与とほぼ同じ」答えた。北京青年報が伝えた。
報告の概要は以下の通り。
年末賞与額について、「1万元に届かなかった」と答えた回答者は61.3%で、「1万元から10万元」は22.5%をそれぞれ占めた。だが、一部には、依然、「土豪(成金)企業」も存在し、「10万元以上(1.7%)」や「30万元以上(0.6%)」という回答も見られた。
2018年の年末賞与と2017年の支給額を比較した場合、「ほとんど変化はなかった」とした人は55.4%、「2017年より増えた」は20.2%、「2017年より減った」は24.4%に、それぞれ達した。
中国全土の年末賞与額を地域別にみると、上位3都市は、上海、北京、深センと一線都市が名を連ねた。第4位は重慶で、第5位は西安と、非一線都市がランクインし、広州はトップ5入りを果たすことができなかった。
年末賞与の投資方法をめぐる質問では、「オンラインの資産管理サービスを利用する」が50%以上を占め、「株式市場で運用する」人は10%にも満たなかった。具体的にみると、「年末賞与の運用にオンライン資産管理サービスを利用する」とした人は51.6%、「銀行の資産管理サービスを利用する」は47.8%だった。株式市場の低迷は、個人の資産運用にも影響を及ぼしており、「年末賞与を株式市場で運用する」と答えた人は7.4%にとどまった。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年1月31日
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