「春運」(春節<旧正月、今年は2月5日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)の7日目、筆者が福州駅を訪れたところ、利用客の改札口通過、待機、乗車券確認、乗車が秩序正しく行われていた。かつての混雑や長蛇の列は見られなかった。同駅は今年の春運でビッグデータを応用し、スマート化・セルフ化サービスで旅客輸送部署の機能を改善し、多くの人員の助けを必要としている利用客に割り当てている。高齢者や子供などの重点利用客に一対一の心温まるサービスを提供している。科技日報が伝えた。
福州駅のセルフ実名認証改札口前で28日、高速列車で西安市に向かう林さんが切符と身分証を挿入し、カメラを向いて顔認証を受けた。5秒もしないうちに「ピー」という音と共にスムーズに中に入ることができた。
福州駅旅客輸送部門の陳涛氏は「この顔認証システムは昨年、全省鉄道システムで先に使用開始された。改札口にカメラを設置し、中に入る利用客の顔の特徴を撮影すると、システムが自動的にその身分情報と照合する。切符、身分証、本人が一致することが確認されると、自動的に改札口が開く。1人平均5秒というペースは、人による確認の半分しかかからない」と説明した。
さらに福州駅で旅客輸送を担当する朱仁来副駅長は取材に対して、「今年の春運では、ビッグデータの保存・利用、自動感知の応用など多次元的なスマート化科学技術が、利用客のセルフ移動に幅広く応用されている。利用客の改札口通過や乗車のすべての過程に応用されており、15秒で自動的に切符を受け取り、顔認証により5秒で改札口を通過し、3秒で自ら乗車券の確認を終える。この全プロセスにわたるセルフ乗車サービスにより、ピーク時の列に並ぶ時間を大幅に短縮した」と述べた。
福州南駅は春運期間中、初めて顔認証システムを導入する。福州駅の計64台のセルフ切符購入・受取機、14台の顔認証システム、96台のセルフ入構乗車券確認改札口、103台のセルフ出構乗車券確認改札口が使用開始される予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年1月31日
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