第1回輸入博覧会の会場で、一連のハイテク製品が博覧会の安全かつスムーズな開催を支える。人民日報が伝えた。
国家会展センターの所在地である虹橋ビジネスエリアと北訊電信(上海)有限公司が共同で、新型都市圏IoT専用ネットワークスマート情報プラットフォームを稼働開始した。次世代ワイヤレス通信技術、IoT、人工知能(AI)、ビッグデータなどのハイテクを運用し、都市景観の改善に専用ネットワークの保障とデータサポートを提供する。10月末までに同エリアの中核地域内の2.4平方キロ内に、20数種・数万台のIoTセンサー端末が設置された。環境観測、消防安全、公共施設の管理、スムーズなサービスなどに応用される。エリア内の全面的な感知を実現する。
上海移動通信は展示館内のワイヤレス通信拡張プロジェクトを計画前倒しで完了し、全館で無料Wi-Fiを提供する。最多50万人が同時に携帯電話でネット接続できる。圧力テストで、通信速度は60mbpsに達した。同ネットワークは館内のリアルタイムの人の流れと使用状況に基づきスマートな調節を行う。
国家会展センターの北広場では、上海移動通信の緊急指揮車両がスタンバイしている。車のルーフには国内「最強のアンテナ」と呼ばれるルネベルグレンズ大容量アンテナが取り付けられている。このアンテナは中国が自ら革新・開発したもので、ワイヤレス通信容量を3倍に拡大し、さらに会場向けに30の情報ステーションを作った。コンテンツ検索、スマート充電、自動通訳などの情報サービスを提供する。すでに博覧会サービス専用カウンターと英語専用席を開設しており、近日中に英語・日本語・韓国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語のサービスを提供する。
また国家会展センターのエリア内に20以上の5G基地局を設置しており、同センターの連続的な大規模5Gカバーを実現している。メイン展示館内には世界初の一体型5G小型基地局を導入し、世界からの来場者に中国5G技術の各業界における応用をPRする。
S26高速道路は国家会展センターを、上海市の中心部や江蘇省と結ぶ重要な道路であり、設計・施工中に多くのハイテクを採用した。例えばメインスパンの場所打ち箱桁の重量は単体3050トンに達し、単体箱桁の取り外し・移動の最重記録となり、同プロジェクトの開通を100日早めた。また、一部区間には通常の防音壁とは異なる防音壁を設置した。これは全密封の「カバー」のようなもので、車両の走行中の騒音などを効果的に遮断できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月2日
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