韓国LCCのジンエアーによると、同社の客室乗務員(CA)がこのほど、韓国インチョン(仁川)空港で、意識を失った中国人観光客に心臓マッサージを行い、旅客は一命をとりとめた。韓国・聯合ニュースの報道を引用して中国新聞網が伝えた。
現地時間1月11日午後4時40分ころ、中国人観光客のAさんが、インチョン空港での税関申告手続き中に、急に意識を失い卒倒した。ちょうどその場を通りかかったジンエアーの客室乗務員3人が、卒倒したAさんを見つけ、ただちに救急救命措置に取り掛かった。
客室乗務員の鄭宝美さん(音訳)は、Aさんの状態を確認した後、空港職員にAED(自動体外式除細動器)をすぐに用意するよう要請。文泰娟さん(音訳)は、Aさんに心臓マッサージと人工呼吸を行い、もう一人の客室乗務員・池潤美さん(音訳)は、Aさんの家族に中国語で状況を説明した。鄭宝美さんはAEDでAさんに救命措置を施し、文泰娟さんも心臓マッサージを繰り返した。処置が進むうちに、幸いにもAさんは徐々に意識を取り戻した。
文泰娟さんは、「以前、会社で行われた心臓マッサージ訓練に参加したことがあった。今回、お客様にその訓練の成果を発揮することができた」と話した。ジンエアーは、3人の客室乗務員を表彰することを検討しているという。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年2月2日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn