飛行機に乗るとき、隣に座った乗客に邪魔されることなくゆったりと休みたいならば、「複数座席利用チケット」を購入すればよい。祥鵬航空はこのほど、「1人で複数座席利用」チケットを発売した。これは、追加料金を払えば、自分自身の座席以外にも、1席以上の座席を確保できるという商品で、追加で購入した座席には他の乗客は座ることができないため、「複数座席利用チケット」と呼ばれる。成都日報が報じた。
祥鵬航空の担当者は、「1人で複数座席利用」チケットを売り出したことについて、次のとおり説明した。
「この商品は、機内でさらにくつろげるひとときを過ごし、プライベートや静けさが保障された空間を求めるお客様のために開発された。このほか、重要文書や託送不可能なもの、あるいは荷物棚に置けないものを機内に持ち込みたいというお客様からのニーズもあった。『1人で複数座席利用』チケットが発売されたことで、お客様は一人で2席以上を確保することが可能となった。同チケットは、祥鵬航空が運航する国内・国際線フライトが対象となっており、2席目以降の料金は、最大で8割引きとなる」。
業界関係者は、「フライトの座席利用率は、ほとんどが100%まで達することはない。航空会社にとって、空いた座席は資源の浪費となる。一方、今回航空会社が発売した『1人で複数座席利用』チケットは、一部の旅客の特別なニーズを満たすことができ、空席資源の活用にもなる上、航空会社の収入も増えることになる」と分析している。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年7月30日
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