2019年大学入試の志願者数は1千万人以上に

試験問題は「全面的な人間育成」を反映

人民網日本語版 2019年06月10日16:27

8日、大学入試が終わり、試験会場の一つである湖南省長沙市第一中学を出る受験生たち。同日、全国の一部地域で2019年全国統一大学入試が終了した(撮影・薛宇舸)。

2019年「高考(全国大学統一入試)」が終了した。今年の高考は、志願者数が1031万人(高等職業学校拡大枠補欠募集の志願者は含まず)に達した。人民日報が伝えた。

時代に対応したテーマに関する出題

五育(徳育・智育・体育・美育・労育)の全面的育成を促す

教育部考試センターの専門家らは、「2019年大学入試の出題は、大学入試の評価システムに基づき、内容の改革を推進し、『立徳樹人(徳を納め、人を育てる)』という基本任務を制度的に遂行し、五育(徳育・智育・体育・美育・労育)の全面的育成を体系的に促進するものだった」との共通認識で一致した。

たとえば、国語の試験問題を例にすると、「徳育」を根本精神に据え、時代の重大テーマを積極的に摂り入れ、「五四運動」以来100年におよぶ中国青年の愛国精神やそれに続く戦いを取り上げ、新中国成立70年間の華々しい業績に焦点を当て、新時代における「立徳樹人」の深い内容を掘り下げる問題が出題された。

英語は、「人と自然」、「人と社会」、「人と自己」という3大テーマをめぐり、英語の総合運用能力を全面的に考査する問題が出題され、広い範囲にわたり、そのスタイルも多種多様で、時事に関する問題が選ばれ、健康に対する意識や審美眼、労働精神に関する考査が重んじられる内容となった。

物理は、学科の核となる内容に重点が置かれ、試験問題の設定に新たな試みが行われ、理論と実情との結びつきが強化され、試験問題とスポーツ・生産労働・科学技術発展との関係が強化され、受験生の総合的素質が引き出される問題だった。

化学は、古代の化学工業分野における優れた成果と中国の化学関係者が化学分野で得た研究成果に関する題材が選ばれ、愛国主義精神と不屈の奮闘精神の発揚を目指した内容となった。

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