アルパカやハリネズミも! 珍種ペットカフェが突然出現した背景 (3)

人民網日本語版 2019年11月01日14:25

ペットカフェ店主の沈さん(女性)は、「店の動物の目新しさで勝負することは、あまり意味がない。珍種ペットに対する人々の興味は、いずれは消えてしまう。だから、私たちはサービスを何よりも重視している。今は、店のポジショニングを猫やハリネズミを飼っている人々がオフラインで集う場所に変更しつつあり、ペット用品もある程度の収入源になっている。結局は、ユーザーに満足のいく体験をしてもらえる店が生き残っていける」と話した。

〇専門家は「ビッグデータだけで安易に未知の分野に参入すべきではない」と指摘

四川省ペット協会の張勇兵秘書長は、「最終的に収益を得るためには、コーヒーを売るだけではなく、ペットの販売、製品の販売、ペットの美容・衛生、関連商品などのサービスを開拓していく必要がある」と指摘する。

新興の珍種ペットカフェについて張秘書長は、「珍種ペットは少数の人向けで、個性化ニーズを満たすものだ。また、法律面でのリスクも存在する。これらの珍種の中には外来種や野生保護動物に指定されているものもあり、輸入することも販売することも違法である可能性もある。違法だった場合は深刻な結果になる」と指摘した。

さらに張秘書長は、「ペット経済の発展については、単にビッグデータだけを見て安易に未知の分野に参入するのではなく、慎重な態度で臨むべきだ。また、あまり多額の資金を投入せず、市場調査を十分に行い、エリア・ポジショニング・客層・商業価値の高さなどを分析し、その分野の資源を統合し、さまざまなグループやコミュニティの人を集めることが必要だ」と提案している。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年11月1日

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