アルパカやハリネズミも! 珍種ペットカフェが突然出現した背景

人民網日本語版 2019年11月01日14:25

ペット経済が活況を呈するにつれて、成都のあちこちで猫カフェや犬カフェなどペットをテーマとしたカフェが人気を呼び、市場競争は激化している。なかには、激しい競争から抜きん出て新たな活路を見出そうと、「珍種ペット」をテーマとしたカフェをオープンする店もある。成都商報が伝えた。

トカゲ、アオガエル、クモ、アルパカ、ハリネズミ…これらの珍しい動物には、普段滅多にお目にかかる機会がないのではないだろうか。記者は成都で、数日にわたり、珍種ペットをテーマとする複数のカフェを取材した。これらの店を訪れる客は、コーヒーを楽しむと同時に、珍しい小動物を鑑賞し、さらには一緒に遊ぶこともできる。このような斬新なアイデアは、多くの人の「珍しいものに惹かれる」という心理を見事に捉えた。

〇都市部のネット人気業界?成都のペットカフェは40店超、猫と犬が大多数

「2019年中国ペット業界白書」(消費報告)によると、2019年、中国都市部のペット(犬・猫)消費市場の消費総額は2千億元(1元は約15.4円)の大台を突破して2024億元に上り、2018年比で18.5%増加した。研究によると、北京・上海・西安・成都の四大都市における2019年ペット消費市場規模は486億元に達した。このうち、2019年の上海ペット(犬・猫)市場の消費額は197億元と四都市中トップで、第2位以下は順に北京、成都、西安だった。

大まかな統計データによると、成都には現在、ペットカフェが40店以上あり、このうち猫カフェと犬カフェが圧倒的多数を占めており、残りは珍種の小動物がテーマのカフェとなっている。これらのカフェで提供されるのは主にスイーツやドリンクで、さらに猫や犬と触れ合うこともできる。店の内装・インテリアは造りが美しく、オープン後まだ1年未満の店が多い。店内のペット数は数匹から数十匹までさまざまで、コーギー犬や柴犬、ハスキー犬、猫のラグドールやブリティッシュショートヘアなど、若者に人気が高い種類が揃っている。なかには順番待ちの人が出るほど人気の店もある。

〇競争激化で珍種ペットを扱うカフェも登場

成都では、猫カフェや犬カフェがあちこちで活況を呈しているが、顧客の興味や好奇心がそれで満たされている訳ではない。可愛いアヒルやミニブタ、アライグマをテーマとするカフェも新たに登場しているほか、トカゲやアオガエル、クモ、アルパカ、ハリネズミ、クジャク、タルバガンなどの「変わった動物」を扱うカフェも誕生している。

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