中国初のHPVワクチンが市販へ

人民網日本語版 2020年01月03日13:40

国家薬品監督管理局が明らかにしたところによると、同局は厦門(アモイ)滄海生物技術有限公司の2価HPV(ヒトパピローマウィルス)ワクチン(大腸菌)の市販登録・申請を承認した。これは中国で承認を受けた初の国産HPVワクチン(俗称は子宮頸がんワクチン)で、9−45歳の女性に使用できる。光明日報が伝えた。

子宮頸がんは女性によく見られるがんで、世界の99%以上の子宮頸がんがHPVによって生じている。そのためHPVワクチンは子宮頸がんワクチンとも呼ばれ、女性の子宮頸がん、男女の生殖器がん、生殖器いぼなどの疾患の予防に使用できる。世界で市販されているHPVワクチンは、英グラクソ・スミスクライン社のHPV16・18型ウイルスの2価ワクチン、米MSD社のHPV6・11・16・18型ウイルスの4価ワクチン、HPV6・11・16・18・31・33・45・52・58型ウイルスの9価ワクチンの3種類に分かれる。

今回承認を受けた2価HPVワクチン(大腸菌)は、中国内で初めて生産許可が下りたHPVワクチンで、HPV16・18型ウイルスに効果を持つ。国家重大新薬革新特定プロジェクトの支援対象となった。国家薬品監督管理局は「薬品登録審査・評価・承認関連事項の最適化に関する公告」などの関連規定に基づき、これを優先審査・評価品種に指定し、その市販登録・申請の承認を急いだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年1月3日

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