税関総署がまとめた統計によると、今年1-2月には、中国の物品貿易輸出入額が4兆1200億元(1元は約15.1円)となり、前年同期比9.6%減少した。このうち輸出は2兆400億元で15.9%減少し、輸入は2兆800億元で2.4%減少し、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は425億9千万元の赤字だった。前年同期は2934億8千万元の黒字だった。「北京商報」が伝えた。
米ドル(1ドルは約105.8円)に換算すると、1-2月の輸出入額は5919億9千万ドルで11%減少した。うち輸出は2924億5千万ドルで17.2%減少、輸入は2995億4千万ドルで4%減少、貿易収支は70億9千万ドルの赤字。前年同期は414億5千万ドルの黒字だった。
対外貿易の輸出入減少の主な原因は、新型コロナウイルスによる肺炎や春節(旧正月、今年は1月25日)連休が延長されことなどにある。中国の経済貿易には高い強靱性と慣性があり、大口商品の船積期日や企業の輸入周期などの要因も加わって、1-2月の輸入は小幅の減少にとどまり、感染症の輸入への影響はなおはっきりしない。
貨物輸送量をみると、1-2月に税関が監督管理した出入国した貨物輸送量は7億トンで2.8%増加し、うち輸出は1億9千万トンで3.7%減少、輸入は5億1千万トンで5.5%増加した。同期の輸出価格は1.3%低下し、輸入価格は0.1%上昇した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年3月13日
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