北京外国語大学が国際発信能力インデックス・マトリックスを発表

人民網日本語版 2022年05月30日17:01

国際発信能力の強化に関する習近平総書記の「5・31講話」から1周年を迎えた2022年5月28日、北京外国語大学は「インデックス・グローバル2022 国際発信能力インデックス・マトリックス発表会」を開き、趙剛副学長が発表会の司会者を務め、国際発信能力に関するインデックス・マトリックスについて初めて公表した。

北京外国語大学の楊丹学長

北京外国語大学の楊丹学長は開会の挨拶で、国際発信能力インデックス・マトリックスについて、「習総書記の『5・31講話の精神を学術研究の成果で実践するために、北京外国語大学は世界初の国際発信能力インデックス・マトリックスを開発し、『全言語』戦略による発言力の向上、『全方位』マトリックスによる主体的求心力の強化、『全過程』の最適化による行動効力の向上を含む中国の国際発信能力構築の理念を掲げている。さらに国際的発信の影響力、中華文化の感化する力、中国イメージの打ち解ける力、中国語言説の説得力、そして国際社会世論をリードする力の構築をそのコアとして、中国語の言語体系におけるイノベーション能力の向上と学術的言説の大衆への発信、そして、中国語言説の国際発信能力の強化のため、さらにより多くの貢献をしていきたい」とした。

中国共産党中央対外連絡部の于洪君元副部長(上)と新華社の厳文斌元副社長(下)

中国共産党中央対外連絡部の于洪君元副部長は挨拶の中で、「これまでのどの時代よりも国際的発信が重視される今の中国では、国際発信力の向上が『一帯一路』(the Belt and Road)事業と『人類の運命共同体』構築と緊密に関わっている。国際発信力の構築には、人類社会で感情の共鳴を得られるような優れた物語や題材が必要であり、また、国際交流と協力事業による推進も欠かせない。この分野において、北京外国語大学は常に優位性を備えており、重要な役割を果たしてきた」とした。

また新華社の厳文斌元副社長は挨拶の中で、「『5・31講話』1周年に際し、北京外国語大学が高い責任感と使命感から、『国際発信能力』インデックス・マトリックスを公表したことはまさに時宜を得ており、各界からの期待が高まっている。また、今回の一連のインデックス発表は、各レベル・各種のメディアがその評価基準に基づいて、自らの国際発信能力を強化する動きを推し進めると同時に、欧米のデジタル覇権への積極的な対応として、メディア指向からデジタルプラットフォームへという国際的発信の思考パターンの転換を促し、また、国家の翻訳主権を強化し、国際的な言説環境における中国の主体的な発言とパワーを意味することだ」と指摘した。

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