北京外国語大学は30日、日本の故大平正芳元首相の次男である大平裕氏の青年教育等における中日文化交流方面の功績を表彰し、名誉教授の称号を授与した。大平正芳氏は生前、中日国交回復と両国関係の発展に多大な貢献をしている。環球時報が伝えた。
大平裕氏は授与式の後で「今後も中日交流のために尽力したい。父は、日本人と中国人の考え方は異なり、互いの存在には大きな相違点があることを認識したうえで、理解していくことが重要だと考えていた」と語った。
大平正芳氏は生前「環太平洋連帯構想」を提唱し、この構想が発展して現在のアジア太平洋経済協力機構(APEC)が生まれている。
大平裕氏はこの構想を推進する「大平正芳紀念財団」の理事長として、中国の日本研究人材の育成等に尽力している。(編集TG)
「人民網日本語版」2015年12月2日