レタスをよりサクサクして甘くするにはどうすればいいのだろうか。中国の農業強国建設の加速を背景に、上海市で開催中の第3回「多多農研テクノロジーコンテスト」はデジタル技術とAI(人工知能)により、この問題の最適解を見出すのを試みた。新華網が伝えた。
上海農業科学院や上海交通大学など複数の科学研究院(所)・機関のチームが13日より、上海市崇明島の光明母港垂直農業研究センターで、3ヶ月にわたるコンテナAIレタス栽培コンテストを実施している。
栽培に用いられる品種は、サクサクとした歯ごたえで有名な品種「翠恬」だ。出場チームは土壌と日照のない条件で、温度、光、肥料、空気を細かく調節し、スマートアルゴリズムを持続的に設計・最適化し、より低いエネルギー消費量とより短い時間で、より生産量が多くより質の高いレタスを栽培する。
コンテストの審査委員で上海市農業科学院園芸所の朱為民所長は、「審査指標のうち最も多く占めたのはスマート化栽培プランだ。各チームは、いかにこれらの設備と農業を結びつけ、アルゴリズムと成長モデルを利用し設備の機能を最大限に発揮し、生産コストを最大限に抑え、製品と品質を最良にするかが試される」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年2月15日