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上海映画祭、ニック・チョンが男優賞 女優賞は10歳少女

「激戦」で金爵奨男優賞に輝いた張家輝

 第16回上海国際映画祭が23日、閉幕した。同日、大雨が降りしきる悪天候の中、多くの国内外のスターたちがレッドカーペットに登場した。コンペティション部門の金爵奨で、中国語映画はこれまであまり成績が振るわなかったが、今年は出品された14作品中3作品が中国語映画であるほか、最終的に中国語映画「激戦」が演技部門で2つの賞に輝いた。香港の演技派俳優の張家輝(ニック・チョン)が男優賞に輝いたほか、劇中で張家輝の娘を演じたマレーシア出身の天才子役・李馨巧(クリスタル・リー)(10)が史上最年少で金爵奨女優賞を獲得した。「京華時報」が伝えた。

 ■女優賞に輝いた10歳の天才子役・李馨巧 平常心で大物ぶりを発揮

 世界における映画祭の中で、子供が賞を獲得することは少なくないが、10歳の少女が女優賞を獲得することは非常に珍しい。可愛らしい顔立ちに加え、非常に頭の回転が速い、マレーシア出身の子役・李馨巧は、すでにデビューして数年がたっており、芸能界で揉まれるうちに、利口で礼儀正しい大人びた子供となった。しかし、今回の映画「激戦」はあくまでも男性主人公がメインであり、娘役を演じた李馨巧は主人公とは言えないため、今回李馨巧が史上最年少で金爵奨女優賞に選ばれたのは、正直意外な結果として、多くの人が驚きを持って迎えた。23日に行われた授賞式では、非常に落ち着いた態度でスピーチを行った李馨巧の大物ぶりに人々は驚かされた。また、語学の才能があり、複数言語を操る李馨巧はマレーシア語だけでなく、英語、日本語、広東語、上海語で、観衆に向かってあいさつを行った。映画「激戦」は李馨巧が中国映画人と仕事をした2本目の映画であり、1本目は映画「逆戦」の中で、謝霆鋒(ニコラス・ツェー)演じる主人公の娘役を演じている。偶然にも、2本とも香港の林超賢(ダンテ・ラム)の監督作だ。

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