2013年8月2日    ホームページに設定人民網モバイルニュース配信メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:14:38 Aug 02 2013

映画「不肯去観音」 中日両国の先賢の教訓とは

「不肯去観音」の中野良子氏のスチール写真。

 伝説の「観世音菩薩の成道の日」にあたる26日、中日両国のスターが出演する映画作品が中国の映画館で公開された。同映画は唐の時代に日本人僧侶、慧萼(えがく)が唐で観音を求めた故事を描いたものだ。「不肯去観音」(行かず観音)と名づけられた同映画は中国初の仏教故事をテーマにした映画だ。光明日報が伝えた。

 同作品の公開前夜、出演している有名な日本人俳優、中野良子氏と中泉英雄氏の2人にインタビューを行った。2人はそれぞれ同作品についての感想や体験を語った。

 中野良子氏は中国人民の旧友で、主演した映画「君よ憤怒の河を渡れ」は中国で一世を風靡し、当時の中国人に共通した記憶となっている。当時から、作品中の若々しく魅力的な「真由美」は中野良子氏の中国における代名詞となっている。

 中野氏は「不肯去観音」について次のように語っている。「この映画で私は世間を深く思いやる皇后の役を演じている。撮影で、私は1千年以上前の歴史上の人物を演じると同時に、現代の中日両国の各部門関係者の暖かい心を感じることができ、美しい思い出となっている。この映画が描写しているのは1千年以上前の故事だが、観世音菩薩の慈悲の心は現在でも重要な精神的意義を持つと思う。どんな時代でも、相互に学び、互いを気遣い、平和を信じる心が重要だからだ。人間がどの時代でも観音菩薩のように『大きな慈悲』の精神で魂を充実させることができることを、心から希望する。」

[1] [2] [3] [4]

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:1

   

最新コメント
yousuke   2013-07-30111.110.228.*
 仏教は中国から朝鮮を通って日本に伝えられました。仏の慈悲の心は国境を越えて通いあうことができることを歴史的に証明しております。「一休さん」の頓知とユーモア精神もまた日中両国民の心の絆を深めてくれました。また唐代の真言密教の恵果上人は、その大法を中国僧の弟子ではなく日本の空海上人に授けました。仏道を求める菩提心に国籍は関係ないことを証明しております。仏の心の世界には、中国人も日本人もありません。宇宙と人類全体を包み込む仏の心を、共に手を取り合って学ぶ時代がやって来たことは本当に素晴らしいことであると思います。
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古