韓国のディスカウントストア・ロッテマートは23日、ソウル駅店における中国人旅行者の消費額が急上昇しており、日本人旅行者に続く「お得意様」となっていることを明らかにした。環球網が韓国聯合ニュースの報道を引用して報じた。
中国で連休がある4月や6月、10月だけを見ると、中国人旅行者の消費額は日本の旅行者を超えている。統計によると、同時期の中国人旅行者の1人当たり消費額は6万4千ウォン(約6千円)で、日本人旅行者の4万7千ウォン(約4400円)を36%上回っている。ちなみに地元住民は同4万3千ウォン(約4千円)。ここ3年、中国人旅行者の消費額は年々増加しており、2011年は6万2千ウォン(約5800円)、12年は6.3万ウォン(約5900円)、13年は6万4千ウォンとなっている。一方、日本人旅行者の消費額は、同5万1千ウォン(約5100円)、5万ウォン(約4700円)、4万7千ウォンと年々減少している。
春節(旧正月。今年は1月31日)に合わせた7連休を目前に控え、ロッテマートは中国人旅行者を対象にした割引券の発行など、大規模な販売促進キャンペーンを実施する計画だ。同社の関係者は、「円安などを背景に、日本人旅行者の消費額が減少している。そのため、韓国の大型スーパーは、新たな『お得意様』として、中国人旅行者に大きな期待をかけている」と語っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年1月27日