2013年5月7日    ホームページに設定人民網モバイルニュース配信メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:14:49 May 07 2013

釣魚島紛争:中日共に新たな現実を直視する必要がある (2)

 したがって中日双方の政治家は以下の現実と結末を明確に認識しなければならない。(1)中日双方は永久に隣人である(2)双方は付き合わないわけにはいかない重要な経済協力パートナーである(3)釣魚島問題は中日関係の全てではない(4)長期的な全面的対峙は各々の根本的利益に合致しない(5)摩擦を激化して戦争へ向かった場合の結末は想像するに忍びない。

 現状維持、すなわち双方が各自巡航、管理・コントロールを行い、釣魚島を無人化し、双方共に上陸しないという現状を維持すること。こうした現状の維持は、新たな均衡の維持でもある

 係争の棚上げとは、双方共に公に姿勢を表明せず、すでに形成された現実を事実上黙認し、主権問題を避けることであり、この海域と島嶼に係争が存在することを双方共に認めることでもある。故人である中国の指導者、トウ小平氏が指摘したように、われわれには知恵が足りないが、次の世代は私たちより賢く、皆が受け入れられる方法を見いだせるはずだ。

 各自が管理・コントロールするとは、各自が共に権益維持目的の取締りを行い、双方および第三国の人員や船舶が釣魚島およびその海域に入って不法活動を行わないよう各々管理・コントロールし、この海域の静寂と平和を維持することだ。これと同時に事務レベルで対話や接触を行い、中日海上緊急協議制度をできるだけ早く創設・整備し、今後釣魚島およびその周辺海域で不測の事態が発生した際に緊急の意思疎通と協議を行い、適切に解決し、事態が悪化して大局に影響を与えることのないようにする必要がある。

 中日双方の政治家と政策決定者は共に冷静に考え、両国の長期的発展にプラスとなる戦略選択をし、中日間の4つの政治文書の枠組みで正常な政府間協議、民間交流、企業・経済関係を回復し、中日関係を正常な発展の軌道へと戻すべきだ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年5月3日

[1] [2]

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:1

   

最新コメント
willy0857   2013-05-0658.247.7.*
この記事は中国ではかなりまともな記事で、理性的であると思う。中国も日本も政治家は面子があるので、ここまでくれば棚上げすることはできないだろうが、国民が棚上げムードを盛り上げることで政治を動かしていくしかないだろう。面子よりも中身(日中双方の経済的利益)が大事であると訴えるべきだ。
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古